こんばんは、鯖絵です。
九州の片田舎から出てきたわたし。
わたしにとっての東京は
憧れと窮屈さとワクワクと焦りが入り乱れた
そんな世界でした。
大学の屋上から東京タワーが見えた。
キャンパスを出ると東京タワーが見えた。
通勤電車からも東京タワーが見えた。
マンションの屋上からも東京タワーが見えた。
嫌なことがあった日は
電車に乗らずに歩いて帰って
東京タワーを見ながら泣いた。
飲んで気持ちよくなった日も
遠回りして東京タワーを見て帰った。
入院していた病棟からも東京タワーが見えた。
夜の東京タワーが特に好き。
赤く光る東京タワーは
昔からずっと変わらない。
変わらなくて
どこからでも見える東京タワー。
東京での生活が人生の半分を越えようとしています
でも田舎が完全に消えることはなくて、
田舎物のわたしには
やっぱり眩しい東京タワーなのでした。